関根の名所
関根小学区【山上地区】はとても広く、南には福島県境と接する吾妻連峰がそびえます。山地と田園地帯の広がる地区には、『宝物』といえる名所が数々あります。

普門院
 853年、英慶法印が、国の安寧を願って建立。もともとは「小僧ヶ滝」のそばにあったといわれ、その後岩上山にうつされ、1796年現在地に再建されたと伝えられています。
 寛政八年【1796】藩主上杉鷹山公が師である、細井平州先生を米沢にお招きしたときに、わざわざ鷹山公は関根まで出迎えられました。そのとき、鷹山公と平州先生が滞在されたのが普門院です。当時、平洲先生は69才、鷹山公は45才で、藩主鷹山公自ら城から二里【8km】余り離れたこの関根の地まで歩いて、恩師平洲先生を迎え、鄭重にその労をねぎらったという記録があります。お出迎えになった場所が「羽黒神社」、休憩をとられて、しばらくお話をされたのが「普門院」です。
 平洲先生が江戸に帰られる時にも、「普門院」で別れの杯を交わされ、お見送りをされました。
 今も「普門院」には、当時滞在された部屋が現在も残されており、当時使われた調度品なども展示されています。また、平州先生が自ら植えられた椿の花が、毎年春に赤い花を咲かせています。
 この話が後世に語り継がれるように、文部省(当時)は「普門院」を国指定の史蹟としました。それ以来、ここ関根が「敬師の里」とよばれるようになりました。

羽黒神社
山上地区一帯の鎮守として、古くから信仰厚い神社です。社殿は文化財としての価値も高い木造建築です。羽黒神社は、806年【平安時代】に、羽黒大権現として、大窪沢山頂に建設されました。現在地に移転したのは、1238年の事です。1738年には、一度焼失しており、再建されて、今のようになりました。
 羽黒大権現は1872年、大物忌神社と称されるようになった後、1932年に、今の名前、羽黒神社と改称されました。そして、国指定遺跡(上杉鷹山公敬師の里送迎の史跡)となったのは1935年の事です。








関根大滝
 湯ノ沢温泉『すみれ』の横を入り、しばらくいくと、『滝不動』の看板があり、沢筋の道を登るとあります。地元の人々が古来滝不動として手厚く信仰してきた場所です。滝の中ほどには不動尊像があります。関根の誇れる美しい自然の一つです。

山上の大桑
大字三沢字北畑(米沢市関根地区)にあって、昭和27年に県の天然記念物に指定されました。根周り4.7m、胸高幹周4.2m、最大直径1.7m、高さは9mです。以前はさらに巨大なものであったらしく根本に枯れた株が残っています。これを含めると根周りは5.5mになるそうです。