校長先生をかこんで

                     
                                  校長先生をかこんで・・・。10月15日(金)
 愛宕小学校 
 母親委員会 



 11月の読書週間も始まり、いよいよ読書の秋本番です。なかなか本に向かう時間のない大人も子供も、この秋には何か心に響く読み物を手にしたいものです。
 図書ラウンジにも、たくさん新しい本が並び、子供達を迎えています。そこで、今回は「読書と図書館について」というテーマで、校長先生の読書観や図書館に対するお考え、そして愛宕小の子供に寄せる思いなどをお伺いしましたのでご紹介します。


  『読み聞かせ それは心の響き合い』
  思い出の本      
  愛宕小図書館 来年70周年
  『読書が脳の前頭前野を鍛える』(東北大教授 川島隆太氏資料より)





  




  









   





    





 校長先生の自己紹介・・・
    自宅は山形で現在単身赴任中。大学1年生の女の子と高校2年生
    の男の子がいる。
    大学は文学部史学科卒。子供の頃から本が大好き。

 何のために本を読むか。
    第一は遊ぶ事と一緒。楽しさおもしろさを求めて。
    第二は学びのため。第三は自分と向き合うために。

 本を読まない子供には・・・
    最初は嫌いでもよい。急がない、あわてない、あせらない。
    刺激を与え続ける、環境を整える、そしてあきらめない事が大切。
    何かに興味を持つ事から始まる読書もある。

 読み聞かせについて
    お母さんの声、表情、それを聞く子供の表情、笑い声、様子を見て
    いると、心が響きあっていると感じる。
    読み聞かせはマルチメディア、心を育て興味を育てると思う。
    普通の読書は植物観賞、読み聞かせはバードウォッチングに似て
    いる。



      


 愛宕小の子供達はどんな子供になってほしいと思いますか。
    この絵本『みんながおしえてくれました』(校長先生が読み聞かせで
    読んで下さった絵本)のように、いろんな体験をたくさんして、いろん
    なことを学んで欲しい。
    人間関係をつくったり、がまんしたりする事が苦手な子が多いので、
    それがうまくできるようになって欲しい。年の離れた子と遊んだりす
    る中で、がまんする事や人間関係を学ぶ事ができる。
    そして、是非夢やあこがれを持って生きて欲しい。

 図書館について。
    以前上山市の小学校にいた時に、市立図書館と小中学校の図書
    館をネットワーク(パソコンのインターネット)でつなぐ3年間のプロ
    ジェクトを手がけたことがある。
    特色ある図書館づくりをすることで、その図書館の価値観が高まり、
    つながっている学校同士より良く影響し合える。(たとえば地域性の
    ある本をそろえる等)

 愛宕小の図書ラウンジについて。
    地域や父兄の方へ開放したいと考えている。管理面等難しい面や、
    子供が必要とする時に本がないと困るので、長期休み中に限られ
    るかもしれないが、学校の本を親子で選んで読むという事は子供に
    とってよい影響をあたえるのではないか。

 図書ボランティアについて
    学校司書がおらず、先生方もなかなか手が回らない現状の中で、
    ボランティアがいればよいと思う。学校から依頼してやってもらうよ
    り、自主的な活動としてやっていただければその方がよい。現在の
    皆さんの活動に大変感謝している。

 最後に。
    学校図書館が子供と大人をつなぐかけ橋になるように、活気ある図
    書館づくりができれば良い。
    子供、保護者、教員、地区の人々が一緒になって図書館を作り上げ
    ていければと思う。



   








    





   




        

     



      



*****  校長先生より思い出の本を紹介していただきました。  *****

ノンちゃん雲に乗る
 作・石井桃子 角川書店

子供の頃、夢中になって読みました。
ライ麦畑でつかまえて
 作・J.D.サリンジャー   訳・村上春樹
        白水社

教師になるきっかけを作ってくれました。

玉繭 (たままゆ)
 作・鎌上純子 
(*自費出版により書店にはありません。)

明新館高校に勤務されていた先生が出版した短歌集
カルチェラタン
 作・佐藤賢一  集英社

多彩な人物と謎解きが楽しい。鶴岡在住の作家です。



*****  愛宕小学校の図書館は来年で70周年です!  *****

1935年(昭和10年)児童文庫を設置

1937年(昭和12年)上長井尋常小学校時代 児童文庫拡充
応召軍人二宮清、二宮清一、遠藤貞吉氏より二拾円の送金があり、
卒業生保護者より文庫棚の寄贈を受け、児童文庫が充実

1954年(昭和29年)米沢市立愛宕小学校 イナゴ取りで図書購入
全員がイナゴ取りを実施し、2480円の収益をあげ図書を購入、
現在の冊数  約6800冊





*****  読書が前頭前野を鍛える  *****
          東北大教授  川島隆太氏

   
 読書活動は知恵や知識、感性が身につくだけではなく、『子供たちの生きる力』の源である脳の
 前頭前野を鍛えることが出来る。
 テレビやビデオは前頭前野を不活性化(リラックス)させる。読書は楽しみながら前頭前野を鍛え
 るという、優れた娯楽。
 音読はさらに広域において活性化し、黙読により古典やまったく意味が取れない本でも、左脳の
 前頭前野を活性化する事から、「文字を読む」という行為からくると考えられる。
 しかし、学校で行っているような群読は例外で、自分のペースで読むということが脳を鍛えるコツ
 のようである。
                       (校長先生からの資料より抜粋させていただきました。)


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